自身の人生のやり方について人はどのくらい自分で裁量できるものなのだろうか。 と始まる一文
よほど強い意思と恵まれた運がなければ、自分の思うように人生を運んでいく事は、難しいのではないだろうか。
と続くエッセイ。
半年ほど前から何度も読み返してまた。
作者は川上弘美さん、ムーミン谷に登場する人物たちを誰もが、自分のやり方や見方を頑固に各々、『私』を持っていて、それは時には、未熟に思える面もあると綴られています。
始めは、自身の人生の裁量のことばかり
(自分の思う通りにことを運んできか?)
考えていましたがが、そうではなく
強く心に残ったのは、自分が嫌になったフィリフィヨンカの話
「掃除と料理好き」という『私』を強く持っていた彼女が、生きていく間に
(些細な出来事の積み重ねで)
「私』も自信もなくしてしまいそうになる........が
しかし、何らかの原因で『私』を
なくしてもその後の人生の出来事、人との出会いなどで回復し、
自信を取り戻し、今まで以上に
好きだから掃除をするのではなく、掃除をしないではいられない気持
(内側から突き上げてくるような気持)に再生可能なのだ!
と書かれているところでした。
そう何が、大切かというと、生活の中で、そのような気持ちを保ち続ける『私』なんだ‼︎ と感じさせていただきながら(お客様やいろんな方々に)
迎えた、14年目でした。
先週は、ランチも夜も多くの方々に
来ていただき、有難うございました。
リストランテと言う言葉がありますが、
多くは店の格式の名称と思われいますが、
元の語源はRistorare(リストラーレ) (元気を取り戻す)と言う意味なのです。
1日の疲れをおいしい食べ物、飲み物で癒す
➕楽しく、それが明日への活力にしていただける店(うちはトラットリアですが) としPane e Vino努めてまいります。
Cnotrovento(逆風に向かって)
このテーマは、またの機会に書きます